『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー
#30/2010.02.23
★★★★☆
文藝春秋
2500円/P543
![]() | スリーピング・ドール (2008/10/10) ジェフリー ディーヴァー 商品詳細を見る |
あらすじ(「BOOK」データベースより)
キャサリン・ダンス―――カルフォルニア州捜査官。人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才。いかなる嘘も、彼女の眼を逃れることは出来ない。
ある一家を惨殺したカルト指導者ダニエル・ペルが、脱獄、逃走した。捜査チームの指揮を取るのはキャサリン・ダンス捜査官。
だが狡知な頭脳を持つペルは大胆に周到に裏をかき、捜査を逃れ続ける。鍵を握るのは惨殺事件の唯一の生き残りの少女テレサ。事件について何か秘密を隠しているらしきテレサの心を開かせることが出来るのは尋問の天才ダンスしかいない…。
ハイスピードで展開される逃亡と追跡。嘘を見破る達人・ダンスVS他人をコントロールする天才ペルの頭脳戦。「言葉を武器に悪と戦うキャサリン・ダンスの活躍を描くJ・ディーヴァ-の最新作。ドンデン返しの魔術師の超絶技巧がまたも冴えわたる。
****
いやはや、J・ディーヴァー氏の描く女性ってどうしてこうも魅力的なんでしょうか~。ものすごいツボです。本当に男性が書いてるの??って思う。
相も変わらず、ドンデン返しにつぐドンデン返しにものの見事に騙されました。
そして、氏は本当に魔術師のような手際でいたるところに置かれた複線を見事なまでにキレイに回収していってくれちゃいます。
読み応え抜群な1冊でした。
コレもライムシリーズ同様シリーズ化してほしいな~(一部チラッと聞いたところでは、シリーズ化されるらしいですが)
そんな毎度大きな興奮を味あわせてくれるディーヴァー氏の唯一ともいえる弱点。
それは…。
彼のその特性上、展開が○○○によって読めてしまうこと。
(↑読まれたことがある方はわかるかと思いますが^^;)
でも意表を突く犯人であるからして、「まだ続きが読めるん!?」とうれしくもあるんですけどね~( ´∀`)♪
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